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◆Part4 運転がおかしい！ と感じたら 対策11 運転から認知症のサインを見つける ？ 車にこすり傷が増えた祖父。事故を隠していたのを知り、ショックです。［27歳・女性］ 私は福岡県の郊外で両親と祖父と一緒に住んでいます。祖父は80歳ですが、とても元気で豪快で、わが家のムードメーカーです。昔から運転が大好きで、祖母が亡くなった昨年、自分からディーラーを訪ねて、スポーツタイプの新車を購入しました。悲しみを振り払おうとするためだろうかと、両親は言っていました。 ところが、祖父は次第に運転が下手になってきたようで、せっかくの新車にも傷がつくようになりました。慣れているはずの自宅の駐車スペースになかなか車を入れられず、バックしながらフェンスや柱にぶつかったり、隣の父の単にこすったり。 高齢のため、距離とタイミングを測る感覚が鈍っているのだと思います。祖父はめげることもなく、「車は傷つくものだ」と笑っていましたが、愛車のミラーを折られた父はさすがに閉口し、庭を潰して駐車スペースを広げました……。 △アドバイス 車にこすり傷が増えたり、車庫入れが下手になるのは認知症かもしれません。危険な運転をしていないか、確認して下さい。 自分でドライブの計画を立て、旅先でさまざまな人や景色、食べ物などと出会うことは、脳へのよい刺激となり、認知症予防にもつながります。高齢になれば運転に必要なさまざまな能力が低下しますが、高齢者はそれをきちんと自覚したうえで、安全運転を心がけていただきたいと思います。  |
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