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◆PART1 始めよう！ 認知症予防（抄） 7 手先を使って創作しよう △知識や情報を元に、自分独特の作品を創る △手先を使って、脳を活性化。動かし続けることで上達 △初めの一歩を工夫。少しずつレベルアップを ◆予防効果アップのポイント 1 手先を使って、「形」に残る物を創作する。 2 五感で感じたことを作品にする。 3 最初は敷居を下げて、長く続けられる工夫をする。 4 少しずつレベルアップできる目標を設定する。 5 創作を通して、コミュニケーションの輪を広げる。 ◆認知症の予防効果を期待できる創作活動の例 「自分が楽しければいい」から始めましょう。そのうち、同好の士と交わることで、上達して行き、作品を披露したくなり、更に楽しくなって行きます。 編み物・洋裁・刺繍、手づくり人形、アートフラワーポプリ、活け花・フラワーアレンジメント、ビーズアクセサリー、絵画・塗り絵・絵手紙、写真の撮影や加工、陶芸・木工芸、書道、模型・プラモデル、折り紙細工、短歌・俳句・川柳 ◆絵画を楽しむ 絵画は「臨床美術」として、認知症の治療にも取り入れられています。その考え方を紹介します。 1 感じたままに…… 2 「上手な絵＝本物そっくりの絵」という思い込み（先入観）からの解放 ‐ 「上手」「下手」という概念を捨てる。五感で感じたままを表現。創作過程を楽しみながら、自己表現する。 3 作品を完成させる達成感。「自分もなかなかやるな」という自信。描くこと、創ることが身近に。家族間のコミュニケーションの活性化 ‐ 高齢者の人ほど、深みのある作品に仕上がると言われています。 4 鉛筆画・水彩画・油彩画・墨絵、どんな絵でも、仕上がったら、その日付と自分のサインを入れれば、作品になります。額に入れて飾れば、愛着が湧きます。 ◆自分の作品を発表しよう 地域の文化祭などに出品。フリーマーケットで販売。クラフトフェアに出品・販売。レンタルボックスで展示・販売。新聞や雑誌に投稿。コンテストに応募。 ◆認知症を疑うポイント 創作活動の好きな人が、次のようなことが気になったときは要注意。早めに専門医の受診を。 1 材料をそろえたのに、何を作ろうとしていたか忘れた。 2 必要な道具を探し回ることが増えた。 3 今まで上手にできていた作業がスムーズにできなくなった。 4 作品を仕上げる時間が随分長くなった。 5 作品を考えたり、作ったりすることが楽しくなくなった。 |