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◆PART1 始めよう！ 認知症予防（抄） 9 旅行に出かけよう △旅行は脳の活性化にも、リラックスにもぴったり △計画には自分の意見を、旅支度は自分で用意 △旅先で積極的に過ごすと、より予防効果がアップ ◆予防効果アップのポイント 1 なるべく普段とは違う環境に身を置いてみる。 2 人の意見を聞きながら、自分でプランを立てて実行する。 3 着ていく物や荷物の収納を人任せにしない。 4 旅先での出会いや会話を積極的に楽しむ。 5 絵葉書やメールの文章を考え、指先を動かす。 6 旅先で体験型のプログラムに挑戦する。 7 海外旅行中は、なるべく英語や現地の言葉を覚えて、使う。 ◆ドライブ旅行を安全・快適に ドライブ旅行は、好きな場所で車を止めて観光したり、気楽にプランを変更できるなど、自由度が高く、創造性を高める効果があります。 ‐ 出発前に車の点検。走行ルートの確認は停車時に。適切な速度と車間距離で、余裕のある運転を。車内に脳を活性化する香りを。「道の駅」や「SA」「PA」を有効活用。 ◆自分で旅行のプランを立てましょう 1 目的地や費用、交通手段など、さまざまな要素を組み合わせるので、高度な計画力を養えます。 2 旅行前に考えること ①パンフレット、ガイドブック、時刻表、地図などを集める。 ②時期や期間などを勘案して目的地を決める。 ③宿泊施設を決める。 ④行きたい場所を効率よく回れるよう、交通アクセスを調べる。 ⑤費用を計算し、なるべく安く行けるプランを組み立てる。 ⑥余裕をみて、大まかなスケジュール表を作る。 ◆五感で感じる森林浴の癒し効果 ストレスや悩みを抱えたままでいることは、生活習慣病や認知症の一因になります。森林浴は人間の五感に働くかけ、ストレス解消に最適です。 森林で感じられる心地よさ ①視覚 ‐ 森の景色、木々の緑、紅葉、鳥などの小動物、花など。 ②臭覚 ‐ 樹木や花、土、空気などの香り。 ③聴覚 ‐ 水のせせらぎ、木々が風に揺れる音、鳥などの鳴き声など。 ④触覚 ‐ 樹木の肌、岩石、湧き水の冷たさ、風など。 ⑤味覚 ‐ 木の実、山菜、きのこ、湧き水、川魚、郷土料理など。 ◆おしゃれで認知症予防 旅行は、何時もと違う服や化粧品をそろえるチャンスです。他人の目を意識して、身だしなみを整えることは、認知症予防につながります。 ◆認知症を疑うポイント 旅行好きな人が、次のようなことが気になったときは要注意。早めに専門医の受診を。 1 外出が面倒になり、旅行への興味がなくなった。 2 忘れ物やなくし物が増えた。 3 荷物の収納が下手になった。 4 出会った人の名前や地名を覚えられなくなった。 5 交通費や宿泊費など、簡単な計算ができなくなった。 6 集合場所や時間をよく忘れるようになった。 7 ホテルのトイレやエアコンの使い方が分からないなど、環境の変化に戸惑うようになった。 8 旅行中の出会いや刺激を煩わしく感じるようになった。 |