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◆PART1 始めよう！ 認知症予防（抄） 10 車の運転を楽しもう △車の運転を楽しむことが、活動的な生活の原動力に △カーナビに頼らず、地図を広げるのも効果的 △愛車を手入れすることが、認知症の予防にも △自分の運転技術の低下を自覚して安全運転を ◆予防効果アップのポイント 1 知らない場所へも積極的に出かける。 2 家族や知人をさそってコミュニケーションを図る。 3 ときには、地図を広げて、自分でルートを考える。 4 カーナビやオーディオを操作できない人は、チャレンジしてみる。 5 出発前や休憩時には、軽く体操をして、脳の血流をよくする。 6 洗車や車内の清掃、メンテナンスなどを積極的にする。 7 車内を便利にするカー用品などを取り付けてみる。 ◆愛車のメンテナンスが脳を刺激 車のメンテナンスや、車内が快適になるように工夫することは、運転中のトラブル防止と認知症の予防につながります。 1 自分でできるメンテナンス ‐ 車体を洗車。ワイパーの点検。フロントガラスの油膜除去。エンジンオイルなどの残量チェック。タイヤの高気圧……。 2 車内を便利＆快適に ‐ 新型のカーナビゲーターを。ドリンクホルダーなどの装備。芳香剤。シートカバーの取替え。BGMの編集……。 ◆ロコモを防いで、安全運転を ロコモ（ロコモティブシンドローム）とは、運動器症候群のことです。高齢になると、間接の可動域が狭くなることと、白筋（瞬発力を生む筋肉）の機能が低下することにより、運転時の危険回避動作が遅れがちになります。また、ブレーキとアクセルの踏み違え事故などの原因の一つになっていると考えられます。 筋肉や関節が、脳からの信号の通りに動くよう、普段からトレーニングしておくことが重要です。 1 足首を柔らかくし、ペダルの操作をスムーズにします。 2 内転筋を鍛え、ペダル間の脚の移動を確実にします。 ◆認知症を疑うポイント 運転好きな人が、次のようなことが気になったときは要注意。早めに専門医の受診を。 1 車のキーを置いた場所が分からなくなることが多い。 2 ぶつけたり、こすったりして車体の傷が増えた。 3 車庫入れが下手になった。 4 同乗者と会話しながらの運転がしづらくなった。 5 運転中にイライラすることが増えた。 6 走ったことのあるルートで道に迷うようになった。 7 車間距離が近すぎたり、車線の右や左に寄り過ぎるようになった。 8 急な加減速や急ハンドルなど、運転が危ないと言われるようになった。 9 歩行者や右折時の対向車を見落として、ヒやりとすることが増えた。 |