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◆私の自虐 私達の周囲には、自虐（じぎゃく）を誘発するような思想哲学が溢れている。 例えば、 ①よく知られているのは、聖書にある「原罪」という考え方である。捉え方としては、私の自我のように、「新しい自我」として捉えることもできるが、要は、現実の自分の自我（自然な本性）を「原罪の世界」へ取り込もうとする考えである。 ②同じことは、仏教などにおいても云い得る。自我は神仏習合においては、「悪」と捉えている。 このようないわゆる「外圧」によって、私達の気持ちは揺れ動いている。 私達はもともと、本性は「無垢」で生まれ、成長するにしたがって、父母家族による正義感を体した幼児教育を受け、幼稚園～小学校へと進む。 そして、道徳的身だしなみとして、「清き明き直き正しき真心」を持った人間形成が求められる。 だんだん成長するにしたがって、自我（自然な本性）と外圧との葛藤が芽生える。本性が自然であればあるほど、純粋であればあるほど、葛藤に押し倒されて、自虐へと進んでいく。即ち、見えない「いじめ」である。皆さんは、いかが思いますか？ |